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心と社会 53巻1号に記事を書かせていただきました

  • kminamikawa
  • 2022年3月30日
  • 読了時間: 2分

2022年3月発行の「心と社会 53巻1号」に「EMDR治療の可能性」という記事を書かせていただきました。


EMDRの根幹にある、適応的情報処理(AIP:Adaptive Information Processing)モデルを中心に。


いわゆる「EMDRって指を振るだけでしょー。そんなんで良くなるのー?」というお声に反論できるように、と思いながら書きました。

誌面が限られていますので、情報は少ないですが、EMDRって何なん?っていう説明ではないものを書ければ、と。




AIPモデルは、EMDRを開発したShapiro, F.が提唱したモデルです。

すごく平易な言葉で言うと、

EMDRでは、基本的にヒトには生来的にストレスに対処する力が備わっている、と考えています。

トラウマとなるような外傷体験によって、ヒトが本来もっているはずのその力がうまく機能できなくなってしまうので、EMDRでは、それが再びきちんと機能できるようにお手伝いします。


だからと言って、セラピストは、ただ指を振っているわけではなく、さまざまな戦略を使って、クライエントさんが本来持っていらっしゃる力を取り戻すお手伝いをしています。


私たちは、過去に起こった出来事を無かったことにしたり、変えることはできないけれど、

過去に起こった出来事から今でも受けている影響を減らしたり、その出来事への見方を変えていくことはできます。


セラピーでは、過去を扱っているように見えますが、

実は、現在を変化させており、

そうすると、未来の見え方も自然と変わってきます。


もちろん全てがうまくいくわけではありませんが、セラピーでは何とも不思議な、でも心地良いスッキリとした体験をしてもらえるのではないか、と思います。




 
 
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